今日は腕時計の修理でもよくあるケースです。
それは、リューズが取れる‼️
それではまず画像をご覧下さい。
見てのとおりリューズが取れています。
リューズが取れるケースで厄介なのが、この画像のケースです。
真ん中の黒い部分、巻芯が折れ込んでいるのがお分かりでしょうか?
この折れ込んだ巻芯を抜くのが厄介なんです(汗)
リューズに合ったチャックが無かったので、三爪ユニバーサルチャックで掴んで下穴を開けました。
その後、ドリルで穴を開けるんですが、ユニバーサルチャックではキチンとセンターに会いません‼️
なので時計旋盤で開けるのは断念しました。
フライス盤で開ける事に変更します。
フライス盤は目視でドリルをセンターに導けるので大丈夫です。
作業工程を顕微鏡で確認しながらできれば、もっと良いんですけど、まだ導入できていません。
はい〜‼️
開きました👍
その後は開いた穴にタガネを押し込んで回して抜き取ります🙄
抜けました👌
後はいつものオーバーホールです。
ゼンマイも香箱に入れ、リューズも巻芯を取り付けました。
ムーブメントには特に問題はありませんでした。
順調に組み上げ完了しました。
針を取り付け。
ケーシングして完了です✨✨
後はテストを行い納品です。
時計は防水を過信し過ぎないほうがいいですね。
濡れたり、汗かいたり、汚れた場合は乾いた布で拭くだけで、時計の持ちが全然違いますよ。
今日も高知の片隅、四万十市にて 日日是好日
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